マブハ~イ。セブ嫌いコーディネーター畠山(ハタケヤマ)です。
「嫌い」だからこそ良い所も悪い所も何かに忖度する事なくズバッと伝える事ができるので、セブを満喫したい人は最後までご覧くださいね!
熟成肉ってご存知ですか?
日本で一時期ブームになったので知っている方もいるかもしれませんが、肉を低温で一定期間保存して食べると言う、端的に言えば「腐る直前の肉」を食べる感じです。
雑な言い方なので、魅力よりもむしろヤバいと感じるだけかもしれませんが、ちゃんとした保存方法が確立されているので、もちろんお腹を下す事はないですよ。
熟成させる事でたんぱく質が保存している間にペプチドに変化して、それが香りを高めるピラジン類の発生につながり通常のお肉よりも旨味が増すと言う科学的な理屈もある美味しいお肉なんですよ。
まぁそんなただでさえちょっとリスクがありそうな熟成肉を、常夏のフィリピンであえて食べようとは思わないかもしれませんが、今回紹介するマーブルグレインではそんなリスクが全く不要な高級レストランなので安心して熟成肉を味わって頂けます。
セブの中でも熟成肉を取り扱っているのはこのレストランだけでしょうから肉好きの方は要チェックですし、ちょっと気になる方にもおすすめできるので、その魅力を紹介しますね。
場所
立地はかなり良くて、バイホテルの敷地内に入っているのでタクシーでバイホテルと伝えればまず間違いなくたどり着けます。
正面にはパークモールもあるのでちょっと買い物してから夕食に利用する事もできますし、バイホテルの中にはRスパと言うラグジュアリースパがあるので、食後にスパでリラックスするなど、一石二鳥な過ごし方ができますね。
雰囲気
まさに高級店と主張している大理石のような門構えから、店内はシャンデリアのようなライトが煌めき、ワインにこだわってますと言わんばかりの巨大なワインセラーが目につき、白い革にメタルのスタッズが光る椅子など細かいインテリアも格調高い雰囲気を強調しています。
とにかく店内は豪華で清潔感があり、「The高級店」と言う主張が強く、入るのに躊躇してしまう敷居の高さがありますよ。
メニュー
金額は全体的に高めで、最低でも1皿250ペソ(520円前後)以上で高い物だと1品7,000ペソ(1.5万円)以上するので、セブだろうが日本だろうが高級レストランである事は間違いないですよ。
メニューは文字だけなので、イメージがつきにくいですが、メニューとは別でアイパッドに料理の写真があり、迷っているとスタッフが気を利かせて写真を見せてくれるので注文もしやすいですよ。
お通しはパンにバルサミコ酢と赤ワインの特製バター、バジル?入りのバターとチーズが添えてあり、お通し感はなく、盛り付け方や器の感じから一品頼んだかのような満足感がありますよ。
遊び心ある見た目とさっぱりした味付けでおすすめ!
カフェラテを意識したマッシュルームスープ。見た目の遊び心もさることながら味も良くて、マッシュルームの風味がアッサリしているのでクイッと飲めましたね。
カニのすり身を揚げた料理で、センスのない言い方をするとカニ団子、お洒落に言うとクラブケーキ。メチャクチャ美味しいとは思わないですが、盛り付けは目を引くのでテーブルに来た時にテンションが上がりますよ。笑
マーブルグレイン特製のシーザーサラダですが、どの辺が特製なのか分からない普通のシーザーサラダでしたね。
セブのサラダはどこで食べても美味しくないので期待しない方が良いですよ~。
メインの熟成肉は高いだけあって美味しい!
一番安い熟成肉でも2,000ペソ(4,400円前後)はするので安くはないですが、これがマーブルグレインのスペシャリティなので頼まないのはもったいないですね。独自のデミグラスソースもマッチするのですが、シンプルに塩、コショウと言うのがなんやかんや好きです。
赤味で筋の部分もあり弾力がありながらも噛み切れないほどの歯ごたえではなく肉の旨味を楽しめる範囲で咀嚼できます。
ただ、本当に若干ですが、臭みはあるので気になる方は気になるかもしれませんね。
評価
価格の高さを考えると味やサービスの品質も高くて当然なので、その点では評価しませんが、「熟成肉」と言う珍しさを考えると言ってみる価値はアリですね!
また、立地も良いので、食事だけで終わってしまうのではなく、歩いていける範囲でショッピングやスパが楽しめると言う点も観光客におすすめできる点です。
お店の豪華な雰囲気は発展途上国フィリピンとは思えない別空間で、日本の高級レストランと遜色ない雰囲気があるのでちょっと贅沢な気分が味わえますよ。
なので、カップルの方や女子旅の方などちょっと自分にご褒美、奥さんや彼女にプレゼントと言う使い方をすればまず間違いなく喜ばれるでしょうね。
ただ、金額はある程度使う覚悟が必要でお酒を飲まなくても、1名3~5千円は使うくらいの心構えが必要です。
まぁ正直、個人的には、高くてサービスが良く、味も良いと言うのは当然の事なので、あまりおすすめはしません。
セブの魅力の一つに「優越感」と言うのがあり、日本では体験できないような内容やかなり無理をしないとできないような事が割と無理のない範囲で体験できてしまうので、「これでこの値段っ?!」と言う良い意味でのギャップに嬉しい驚きを感じる方が多く、ちょっとした優越感に浸って満足しています。
やはり、物価の安さは観光客をセレブ気分にさせてくれる重要な魅力なので、この点で言うとマーブルグレインには驚きがありません。
まとめ
ブログを調べているとマーブルグレインの紹介記事が少ないと感じた方もいるかもしれませんが、「高級レストランのブログ記事は少ない」と言うのはセブあるあるなんですよ。
なぜなら、ブログを書いている人の多くは留学生だったりして、お金にゆとりがないから。
まぁ完全にハタケヤマの主観ですけどね。笑
現実離れした金額と言うわけではないのですが、セブに在住していると価値観がフィリピン人によってくるので、ブログなどを書いている留学生からしたらマーブルグレインは物凄く高く浮世離れした感じで、ブログを書く為に行こうと言う気にならないですし、ブログを書くような観光客がマーブルグレインへ行く確率は相当低いので、結果的に紹介記事が少ないんです。
ハタケヤマ自身、中々行く気になれず常連さんのご厚意に甘えて行くと言う姑息な手段を使いましたから。笑
何が言いたいかと言うとそれだけ、セブの中では高級なレストランなんですよ。情報が少ないのであまり興味がわかないかもしれませんし、高いのでそこまでしておすすめはしませんが、「熟成肉」と言うちょっと珍しいスペシャリティを持っているレストランはセブで珍しいのは事実ですね。
雰囲気も味も外す事はないのでちょっと物珍しさを狙う方や肉好きな方にはおすすめできます。
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