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拡散力4倍以上。フィリピンでフェイスブックが効果的な理由

FaceBook広告の効果検証のサムネイル画像

フェイスブックって日本ではオワコンですよね?

マブハ~イ。セブ嫌いコーディネーター畠山(ハタケヤマ)です。

「嫌い」だからこそ良い所も悪い所も何かに忖度する事なくズバッと伝える事ができるので、セブを満喫したい人は最後までご覧くださいね!

作者の前職は大手紳士服店のマーケティング販売促進部に6年間在籍していたので、一般の方よりかはマーケティング知識はあります。

そんな作者が働いていた2014年あたりですらフェイスブックは既に集客効果がないと言われ販売促進の媒体としては軽視されていたので、今なんかもう相手にもされていないでしょうね。

ところが、フィリピンではまだまだメインストリーム真っ只中、爆走中なんですよ。

この記事ではハタケヤマがフェイスブックの広告を2つ打った時に、操作ミスによって1つだけ対象とする範囲にフィリピンも含めた事によって、フィリピン人のフェイスブックに対する反応の良さが日本人の4倍以上である事が偶然分かったので、その辺の詳細なデーターを紹介します。

フィリピン人に対して商売を考えている方は絶対にフェイスブックを活用すべきですよ。

アジアにおけるフェイスブック利用シェア

地図のイメージ写真

マクロミルは世界15都市での「生活実態・意識の比較調査」を行ない、各都市でのSNSの利用状況について発表した。
対象都市の消費者が日ごろ、プライベートで利用しているSNSサービスを聞いたもので、15都市で最も利用されているSNSはFaecbookであることが判明。8都市で1位となり、特に台湾と東南アジアでは9割以上の消費者が利用していた。次いで、YoutubeとWhatsAppが2都市ずつ。
東アジア3都市は、東京がLINE(75.7%)、上海がWeChat(98.3%)、ソウルがKakaoTalk(84.7%)でそれぞれ1位が異なり、東アジアの独自性が際立った。各都市のSNS利用状況は以下の通り。

https://www.travelvoice.jp/20170824-95635

上記2017年8月のマクロミルの世界15都市SNS利用調査では、15都市中、8都市でフェイスブックの利用シェアが1位で、その8都市中、5都市は東南アジアが占めています。ちなみに日本のフェイスブック利用シェアは3位なので、オワコンと言われても仕方ないですね。

この事から日本を除く東南アジアのフェイスブック利用シェアがいまだに高い事が分かります。

少し強引ですが東南アジアである、フィリピンもフェイスブックの利用シェアが高いと言えますね。

フェイスブック広告とは

大まかな説明ですが、フェイスブック広告は「おすすめの投稿」と言う形でタイムライン上にあたかも友だちの投稿かのように載る広告です。

恐らく、フェイスブックを活用した事がある方なら必ず見た事のあるアレです。

フェイスブック広告の例

広告主は広告を作成して予算とターゲット(性別・年齢・エリア・趣味趣向)、期間を設定するだけで。

しかも、100円から始められると言う事もあり中小企業などにはとっつき易いのがフェイスブック広告の特長です。

予算に応じて何人のターゲットが広告を見るか決まりますが、ターゲットが「いいね」などのアクションを起こせば、その友達へも拡散して行くので予算を越えたリーチも期待できるのが広告主には嬉しい点ですね。

フェイスブック広告を出した結果

結果がイメージできる画像

今回、販売促進としてうった広告は以下の2つです。

  1. ダイナミックツアー
  2. インスタグラム用の写真Best5

■広告の条件

掲載期間:7日間(5/3ー9)

予算:各1,000円

広告範囲:「ダイナミックツアー」は日本の政令指定都市、「インスタグラム用の写真Best5」は日本の政令指定都市とセブ島のマンダウエア市。

1.ダイナミックツアー

いわゆる広告でかなり直接的な感じの内容。ツアーの魅力を語り、詳細はWebへで実売に結び付ける狙いで作った広告です。

この結果は「いいね」が52件、リーチが948でした。

フェイスブック広告の結果2

2.インスタグラム用の写真Best5

間接的な広告で読み物的にして興味を持ってもらいホームページへ誘引。結果的にESTE Japanの名前が片隅に残れば良いと言う狙いの広告です。

この結果は「いいね」が394件、リーチが3,868でした。

フェイスブック広告の結果

フェイスブック広告の結果から分かった事

ひらめきや思い付きの画像

同じ予算で同時期に打った2つの広告でもセブ島のマンダウエア市を含めた「インスタグラム用の写真Best5」の広告結果は、そうでない方と比べて圧倒的な成果を上げました。

  • リーチは4倍
  • 「いいね」の数は7.5倍

意図して効果検証している訳ではないので、強引な結論ではあるかもしれませんが、それでも事実として、「フィリピンを含んだ広告」と「日本だけに向けて発信した広告」で、これだけの違いが出ている事から、フィリピンではフェイスブックの広告はいまだに高い拡散力をもっていると言えます。

なぜ、フィリピンではフェイスブックの拡散力が高いのか?

答えはシンプルでフィリピン人1名に対する友達数が多いから。

「いいね」をした394人の各友達数を調べると平均して1名あたりの友達数は1,000人を越えています。多い人だと5,000人、少ない人でも300人と120人ほどしかいないハタケヤマからするとかなり多く感じますね。

また、日本人の知り合いを調べてみても友達数は平均2~300人前後なので、フィリピン人の平均友達数は日本人の3倍以上とかなり多いんですよ。

フェイスブックの機能上、そんなフィリピン人が1名でも「いいね」をすればその友達1,000人にも届いている事になりますね。

実際にフィードに流れるかどうかは個別の設定によるので厳密では無いにしても、そもそもの母数がでかいのは確かで、そこからまたさらに一人でも「いいね」すればまた1,000人の友達に届くので、拡散力はとてつもないと言う事が分かりますね。

なぜ、フィリピン人はそんなに友達が多いのか?

フィリピン人にとってフェイスブックは日本人にとってのLINEと同じようなもので主要な連絡手段の一つだからです。

待て待て、どうして、フェイスブックがメインの連絡手段になっているの?

と深く突っ込む方もいるかもしれませんが、なぜフェイスブックがメインの連絡手段になったかも説明できるのでご安心を。

それはフィリピンの特殊な通信事情に起因しています。

日本と大きく異なり、通信会社と契約していなくても携帯を買えばフェイスブックのメッセンジャーと言うメール&ビデオコールができるアプリはなぜかフリーで使えるんですよ。

なので、スマホを持ってフェイスブックアカウントを解説していれば、極論メールのやりとりは無料でできるんです。

なので、フェイスブックのアカウントを持つのは当然で、さらに、とりあえずでも友達になっておけば連絡がとれるので、会う人、会う人フェイスブックの友達申請をするんですね。

もはや名刺交換的な感覚なんでしょうね。

だから、フィリピン人1名の友達数が平均1,000人と異常に多いんです。

しかも、アカウントを持っていると言うだけではなくアクティブに使用しているんですよ。

これはフィリピン人の自分大好きなナルシストな性質見栄っ張りの自慢したがりな性格がこの上なくフェイスブックにマッチしているからでしょうね。

フィリピン人の性格などは後から触れるとして、まずはどれだけアクティブに使用しているかと言う実績を紹介します。

ハタケヤマ調べになりますが、フィリピン人の友達10人中6人は毎日フェイスブックを更新しています。残りの4人の頻度はバラバラですが少なくとも1ヵ月に1回は何かしらアップしていますね。

内容は有名人の引用文を載せたりと言うのもあるのですが、ほぼ自分の日常を写真付きでアップしています。

その写真も「自分大好きなんだなぁ~」と言う写真で、いつも同じで自分の顔がアップで背景なんかコレっぽっちも分からないような写真。

特に彼氏がいる女性は毎日、2人の写真を飽きもせず更新して、「こんなにラブラブです!」と言うリア充アピールをしてくるので、ハタケヤマはこのタイムラインを毎日見せられて若干イラついています。笑

と、少し話がそれてしまいましたが、毎日使用している人は6割いて、残りの4割も月に1回は必ず使用していると言う状況です。

フィリピン人の性格とフェイスブックの相性

なぜここまでフィリピンでフェイスブックがアクティブに活用されているのか、先にも触れているようにフィリピン人の自己顕示欲の強さが大きく関わっているんです。

  • 顔しか分からない自分の写真をアップする事
  • 彼氏と一緒にいる写真を毎日アップする事

先に述べているフィリピン人がアップするフェイスブックの上記内容からも分かるように、とにかく自分大好きで、どれだけ自分が幸せかをアピールするのが好きですね。

ものスゴイ主観的な考察に聞こえますが、フィリピンに住んでいる方であれば理由なく納得できるはずですよ。

日本でもそうですが、インスタ映えと言うのもどれだけ自分の生活が羨ましがられるかと言うのがポイントでリア充をキーワードに羨望の眼差しを受ける写真を撮るべく努力している人は多くいますよね?

それと同じで、フィリピン人はもう少しその割合が多いかなぁと言う印象です。

だから、フリーの連絡手段として誰とでも簡単に繋がれ、さらに自分のリア充具合を簡単にシェアできるフェイスブックはフィリピン人に持ってこいのSNSなんですよ。

ただ、友達3,000人いても「いいね」は3件とかザラにあるので、フィリピン人も他人のリア充アピールに疲れている感は否めないですね。

まとめ

今回宣伝した「 インスタグラム用の写真Best5 」投稿は全て日本語でそもそも日本人に向けてうったものなので、フィリピン人にとって内容はさっぱりにも関わらず、3,868人にリーチして、396人のリアクションを獲得しています。

一人でも繋がるとその友達が2,000人位居たりして、またその中の誰かが「いいね」すると3,000人くらい友達が居て、と一人が「いいね」するとリーチする人数がとてつもなく多いのがフィリピンのフェイスブック。

日本だけに範囲を絞った「ダイナミックツアー」の広告と比べてリーチは4倍、7.5倍のリアクションを獲得した事を考えると、フィリピンでフェイスブック広告が有効である事に納得できますね。

なので、フィリピン人に対しての販売促進を考えている方はフェイスブックの広告を活用する事がおすすめですよ。

まぁ今回は偶然と言うか操作ミスからたまたま実感した事で、ハタケヤマのターゲットとしている日本人観光客からは1つの「いいね」ももらえなかったので今回の広告は全く意味ない結果でした。

とは言え、多くの「いいね」をもらえた事は嬉しいですし、フィリピン人に対してどれだけフェイスブックの広告が有効か分かった事はいつか活きてくるでしょう。

また、今後はフェイスブックを活用してフィリピン人向けにアンケートを取って、「フィリピン人がおすすめしたいセブのツアー」みたいな事を企画できれば面白いかなぁと漠然と考えています。

転んでもただでは起き上がらない精神をもって今回の経験を何かしらに活かしたいなぁと感じる今日この頃でした。

投げ銭の金額に応じて以下の対応を致します。

  • 3,000円:セブ島への旅行や夜遊びの相談
  • 5,000円:プランの作成(要望を聞いた上で2案)
  • 10,000円:現地での手配や予約

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