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リユース文化が技術力を磨く

学ぶべきセブのリユース文化のサムネイル画像

マブハ~イ。セブ嫌いコーディネーター畠山(ハタケヤマ)です。

「嫌い」だからこそ良い所も悪い所も何かに忖度する事なくズバッと伝える事ができるので、セブを満喫したい人は最後までご覧くださいね!

普段はバイクで通勤しているのですが、義理の兄が日本へ行っている間は車を借りて通勤しています。

そんな中で久しぶりにバイクを動かそうとしたら何の反応もなく、どうしようと思っていたら近所の人が助けてくれました。

以前から感じてはいたのですが、フィリピンは車やバイクなど「モノを大切にする精神」が根付いていてDIY技術が自然に磨かれているんだなぁと感心しました。

状況

車通勤が続いていたのでバイクをあまり使用しないとエンジンがかかりにくくなるなぁと思い1週間ぶりにエンジンをかける事にしました。

もともとセルの調子は悪く、いつもキックでエンジンをスタートしています。

キックを試す事10回。

うんともすんとも言わない。

これは相当手強い戦いになると覚悟を決めてキックし続けていると、近所の人がコーヒー片手に寄ってきました。

「エンジンかからないの?」

と声をかけてきてちょっと見せてと言ってバイクを調べ出しました。

「ドライバーある?」

と言い慣れた手つきでバイクのカバーを外していきました。

修理

そして、プラグが原因と突き止めサンドペーパーで磨くなどある程度の事を試してトライしたのですが、結局新しいプラグを購入しないといけないとの事でした。

DIYが身につく環境

この近所の人が特別なのではなく多くのセブの人は自分でバイクや車をいじれます。

これは発展途上国ならではだと思うのですが、先進国で不要になったものがお下がり的に発展途上国に来る為、そもそも直して使わないといけなかったりする環境にあります。

1.中古車の再利用

ジプニーをはじめトラックやタクシーも基本的に先進国で処分されたようなモノを仕入れて修理して使用しています。

ジプニーに関しては60年代の車ではないかと思われるようなモノも多くあります。

タクシーは40万キロなど走っている車もあります。

日本では10万キロ以上走っていると商品価値は一気に下がり処分のタイミングとしているのですが、セブではそのような車を仕入れて修理して活用しています。

2.部品屋の充実

街の通りには何に使うためのパーツだか分からないような小さな歯車やパイプなどを取り扱っている小さなお店が多々あります。

パーツショップ

壊れたら捨てるのではなく、壊れた箇所を代用してなんとか使用します。恐らく、本当に限界が来た車やバイクの中からまだ使えるパーツだけ抜き取って販売している感じです。

まとめ

自分はバイクが動かなくなった際に真っ先にバイク屋さんに持って行かないとなぁと思いましたが、ご近所さんはまず分解して原因を自分で突き止める事から入りました。

モノがあふれてサービスが充実していると買い替えれば良いや専門店に持って行けば良いと言う発想しか出ず、自分で直すと言う発想はなくなります。

セブはお下がりが基本なので、直して使うと言う事が染みついている感じがします。新品に買い替えるのではなくあるモノを最大限活用して本当の限界まで使用しています。

そうするしかない環境であるのは確かですが、日本では限界と判断されているものが、セブではスタート地点である事を考えると、かなり贅沢なんだなぁと感じると共にもう少しモノを大切にしていかなくてはと感じました。

投げ銭の金額に応じて以下の対応を致します。

  • 3,000円:セブ島への旅行や夜遊びの相談
  • 5,000円:プランの作成(要望を聞いた上で2案)
  • 10,000円:現地での手配や予約

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