マブハ~イ。セブ嫌いコーディネーター畠山(ハタケヤマ)です。
「嫌い」だからこそ良い所も悪い所も何かに忖度する事なくズバッと伝える事ができるので、セブを満喫したい人は最後までご覧くださいね!
セブと言えば一番にイメージするのはマンゴーですよね?
お土産にドライマンゴーが定番になっている事からも明白ですが、 セブはマンゴーが安くて美味しいと言う印象がかなり定着しています。
だから、セブに訪れて「フレッシュマンゴーを食べたい!」や「おすすめのマンゴーシェイクはどこのですか?」などマンゴーに関する質問は多く頂くんですよ。
ちなみにおすすめのマンゴーシェイクは?と聞かれた時は「おすすめの全部乗せマンゴーシェイク・マンゴースター」を紹介しています。
ただ、ハタケヤマ的にはマンゴーが有名な割にはユニークさが無くて飽きています。
どこもかしこもフレッシュマンゴーかマンゴーシェイクあるいはマンゴーのアイスなどありきたりなモノばかりで、紹介する面白みがないんですよ。
そんなハタケヤマを「これは面白いレストランだ!」と唸らせたのが、マンゴービストロ。
全ての料理にマンゴーを使うと言うこだわりでデザートだけでなくフィリピン料理にもマンゴーを取り込み、かなりユニークなのに、それだけで終わらない美味しさがあるオンリーワンのお店です。
そんなユニークで、どう考えてもキワモノ的な料理にも関わらず、上手くマンゴーを取り込んでいる料理センスの高さがあり、観光客にはかなりおすすめ!
マンゴーを取り込んだフィリピン料理についての感想を中心にマンゴービストロの魅力を紹介します。
マンゴービストロのマンゴー三昧メニュー
この写真だけ見ると当然、違和感はないですよね。
やはり、フルーツなので「マンゴー=デザート」と言う認識があり、普通の料理に使うと言うのは酢豚のパイナップルと同じで抵抗ある方が多いはずです。
まぁ酢豚のパイナップルはもはや市民権を得ている感じはあるのですが、これだけは許してやるがフルーツを料理に混ぜるのは原則ないと言う感じが根強い気がしますね。
しかし、マンゴービストロはそんな人をあざ笑うかのように全ての料理にマンゴーが使われているんですよ。
まぁあまり、もったいぶらずにマンゴービストロの料理を紹介していきますね。笑
マンゴーとベーコンのチャーハン。
器がカワイくマンゴーアピールが強く、チャーハンにマンゴーを入れているだけと言う単純な足し算で絶対に美味しくないと想像してしまう一品ですね。笑
これが、そのイメージとは全然違うんですよ。
卵の代わりにマンゴーを使っていると言う感じで、塩気の効いたベーコンを甘味でまろやかにして、後味に少しフルーティーな爽やかさが残り、塩気が欲しくなりもう一口が自然と進みます。
甘いチョコを食べた後に、しょっぱいポテトチップスを食べたくなり、その後、やっぱり甘いモノが食べたくなるご存知の無限ループと同じ感じですよ。笑
ワンタンカップのマンゴーとエビ。
メニューに写真がないので、ネーミングから想像するのが一番難しかった料理ですね。
実際に注文して出てきたのは、パリッパリに揚げたワンタンを器にしてエビとトマト、マンゴーなどをマヨネーズで混ぜたサラダを乗せた前菜。
マヨネーズにマンゴー!
マンゴービストロの料理は文章にすると、どうしても不味そうにしかならないんですよねぇ。笑
これもメチャクチャ美味しくて、かなり辛味が強く、マンゴーの甘味を辛味で上手く調整して、酸味のみを引き出し、コッテリした料理の後味を柔らかくする役割をしてくれます。
ワンタンのパリパリ感が丁度良いアクセントになりマヨネーズであえたネットリした嫌な感覚は全く美味しい前菜として食欲を促進するんですよ。
シニガンとマンゴースープ。
これこそ、もっともやっちゃいけない感じと言うか「キワモノ×キワモノ」ですね。
ただでさえ癖の強いシニガンスープは日本人からすると好き嫌いがハッキリ分かれるモノで、本当に梅干しに近い酸っぱさがあります。
そもそもシニガンが嫌いな方の方が多いのでコレはそこまでおすすめはしませんが、普通のシニガンに比べるとマンゴーを入れた事で酸っぱさが薄まり、深みのあるスープに変わるので、飲みやすくなっているんですよ。
マンゴービーフ。
メインの料理はレチョンなどベタなフィリピン料理が多いのですが、マンゴーはサラダとして添えてある感じで直接メイン料理に活用されていると言う感じがしなかったので、注文しなかったのですが、唯一メイン料理でしっかりマンゴーを絡めていそうだったのがこの一品。
読み通り完全にメイン料理とマンゴーが絡み合っている感じでしたね。
これも甘辛ソースの甘味部分をマンゴーに担当させている感じで全くフルーツが入っているとか気にならなかったです。
もはや、この時点ではマンゴーが入っていると言う嫌悪感は全くなく、どんな味つけにしているんだろうと言う興味しかなかったですね。笑
グリーンマンゴーの焼きそば。
これが一押し!一番感動を覚えた料理ですね!
グリーンマンゴーは通常のマンゴーと違いかなり酸っぱく甘味がないモノです。まぁ熟れていないマンゴーと思ってください。
なので、シャキシャキした歯ごたえもあり、フルーツとして食べるとかなり好き嫌いが分かれると言うか「マンゴー=甘い」と言うイメージが強い日本人はほぼ嫌いでしょうね。笑
これを千切りにしてフィリピンの焼きそばに混ぜているのですが、もう酸味も食感もベストマッチ。
本当にコレを考えたシェフの味覚センスの高さを感じる一品で、味の組み合わせが絶妙過ぎるんですよ!
マンゴーが入っているとかは置いておいて、ただの絶品料理ですね。笑
続いて、料理と同じくらい種類が多く力を入れている感じが漂っているデザート。
意外なんですけど、外さなそうなデザートは全体的にそこまで美味しくないんですよ。笑
まぁ料理に比べて感動がないと言う点もあるのでしょうが、マンゴーの甘味があまり活かされてなくて酸味が強いと言う感じがしますね。
マンゴーのハロハロ。
好みでしょうが、ミニストップのハロハロの方が圧倒的に美味しいです。
日本人が知っているハロハロは本場フィリピンのハロハロを全く踏襲しておらず、日本人の口にあうモノに変えてしまったので、そこのギャップがあってあまり美味しいと感じない気がしますね。
元祖ハロハロは和菓子のような甘味が基本で豆とか入っていて爽やかさとは遠いんですよ。
それにマンゴーを合わせてもねぇ・・・と言う感じ。
マンゴームース。
これなんか外すのが難しいだろうと思っていたのですが、ムースじゃなかったんですよねぇ。
ヨーグルトみたいな感じで、全く固まっておらず期待を裏切られた感じです。
味は可もなくなので尚更ですね。
マンゴービストロの場所
もう行くしかないですよね!笑
立地も分かりやすくて、良いんですよ~。
シャングリラホテル正面に新しくできた「ザ・プロムナード」の中にあります。
アーケードのようなモノで今の所(2019年12月時点)カフェや韓国料理屋、イタリアン料理屋の他にお土産屋さんや両替所が入っています。
ただ、まだ開発真っ只中と言う感じでお客さんは全くおらず閑散としていますし、周辺に人気がなくちょっと怖さがありますね。
ただ、日本人に人気のモーベンピックホテルやシャングリラに泊まっている方は歩いて行けます。
タクシーで行く方は「シャングリラホテル」と伝えるのがベストですね。
本当に目の前なので。
マンゴービストロの店内
特別な事はないですね。2階建てで、1階はデザートメインでテーブルは2つしかないです。
2階はシンプルでテーブルとイスだけで40人くらいはゆとりをもって入る広さがあり、落ち着いて食事ができますよ。
評価
現時点(2019年12月時点)ではソフトオープンなのでメニューの変更や仕組みの改善が加わり変化していますが、とにかくおすすめ!
何となく、全ての料理にマンゴーが使われていると言う響きだけで興味がわきませんか?
もちろん、怖いモノ見たさと物珍しさで好奇心をくすぐられているだけでしょうが、それでいいです。
行けば想像とは違う美味しい料理が味わえて、感動に変わるので!
マンゴービストロの料理はマンゴーを知り尽くしているであろうシェフがフィリピン料理に組み込んでいるので、キワモノとしてマンゴーをいれているのではなく、しっかりと役割を果たしているんですよ。
ビスタマービーチリゾートが経営していて、パッと出のレストランではなく、バックボーンがしっかりしているんです。
レベルの高い料理に驚いてスタッフに話を聞いてみたら、マクタン島にあるビスタマーと言う広大な敷地にリゾートホテルやコンドミニアムを経営している所が母体との事で、妙に納得しましたね。
営業時間が15時から23時と昼食時は空いていないと言う良く分からない営業時間なのは残念ですが、あくまで今(2019年12月時点)はソフトオープンなので、今後色々変わるでしょう。
また、料理に比べるとデザートの味付けはイマイチかなぁと感じるので、あまり期待しすぎない方が良いですよ。
まとめ
セブ旅行に来たら是非、行って欲しいレストランの一つですね!
全ての料理にマンゴーを使っていると言う分かりやすくセブらしさがあるのはマンゴービストロだけでオンリーワンのレストラン。
マクタン島に宿泊している方であればホテル内のレストランや有名なマリバゴグリルへ行かずマンゴービストロへ行くべきです!
特にシャングリラホテルやモーベンピックホテルに宿泊している方はホテル内のレストランかオラエスパーニャ、ジュゼッペなど、どれも割高で物価の安いセブの恩恵を感じられない選択肢しかなかったのですが、立地的に歩いてマンゴービストロへ行けるので絶対にそっちの方がコスパ高いですよ~。
金額の安さ、味、セブらしさと文句無しで揃っていますからね。
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